さくら守のメンバーさんが灌木近辺に歌碑を付けてくれました。どこにあるのかは探してみてくださいね。
我が宿前のはぎの末長し秋風の吹きなむ時に咲かむ思いて
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高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに
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なに人か来てぬぎかけし藤袴来る秋ごとに野辺をにほはす
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恋しくは形見にせよと我が背子が植えし秋はぎ花咲きにけり
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秋風は涼しくなりぬ馬並めていざ野に行かなはぎの花見に
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秋ふかみたそがれ時の藤袴にほふは名のる心ちこそすれ
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我が背子がかざしのはぎに置く露をさやかにみよと月は照るらし
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かくのみにありけるものを萩の花咲きてありやと問ひし君はも
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あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませわが背子みつつ偲はむ
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言問はぬ木すらあぢさゐ諸弟らが練りのむらとに詐えけり
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藤袴ねざめの床にかおりけり夢路ばかりと思ひつれど
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藤ばかま嵐たちぬる色よりもくだけて物は我ぞかなしき
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なつかしき移り香ぞする藤袴われよりさきに妹やきて見し
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なでしこがその花にもが朝な朝な手に取り持ちて恋ひぬ日なけむ
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大江山桔梗刈萱吾亦紅君がわか死我を老しむ
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朝顔は朝露負いて咲くといえど夕影にこそ咲き勝りけり
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萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花
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秋の野に咲きたる花を指折りかき數ふれば七種の花
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我が岡にさ男鹿来鳴く初萩の花嬬問ひに来鳴くさ男鹿
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白真弓石辺の山の常磐なる命なれやも恋ひつつ居らむ
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白真弓斐太の細江の 菅鳥の 妹に恋ふれか 寐を寝かねつる
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お疲れさまでした。