2021年11月26日、兵庫県公館で第23回人間サイズのまちづくり賞の知事賞に桜が丘さくら守の活動が認められ、授賞式に参加しました。
公館入り口にて
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表彰式
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受賞者の記念写真
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集合写真(知事賞)
さくら守の活動についてスピーチをしました。
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スピーチの内容
「本日、桜が丘さくら守に人間サイズのまちづくり賞を選考いただきありがとうございます。 桜が丘は、神戸市営地下鉄西神中央駅から北東約6kmに位置し、1975年に開発されました。桜が丘自治会は、約2600戸で構成される単一自治会では神戸市内でも大きな組織です。  開発当初は、約2000本の桜が植樹されていましたが、約40年以上経過し、桜の樹勢が弱ったり枯れてしまったものが多くあります。2017年5月21日、自治会で、兵庫県樹木医会河合浩彦先生に講演をしていただきました。参加者の中で桜のお世話をする方を募り18名で、活動を始めました。  同年10月18日、メンバーの中で代表者、技術指導、会計などの世話役を選出し、自治会の内部組織として正式に”桜が丘自治会さくら守”が発足しました。  2018年度からは、兵庫県の担当課に相談し、県民緑税を活用していこうとなりました。「宝くじ桜」の寄贈申請を行い、苗木50本の寄贈決定を受け、桜が丘全体の植樹計画の検討を進めました。ゾーンごとにテーマを持たせ、野鳥誘因木、昆虫訪花木、訪蝶花、アジサイの小径、夕涼の小径、七草の小径などです。 その後3年間、県民緑税の活用と、「宝くじ桜」「日本花の会」から桜の寄贈を受け、約300本の桜の植樹をしました。15種類以上の桜を植えていますので、遠方に行かなくても街の中で多くの桜を楽しむことが出来ます。植樹では、小学校6年生卒業記念植樹や住民参加での植樹をしました。又、幼稚園児のコヤスノキの種撒も行いました。  近郊の里山で、フジバカマ、イヌハギ、ツクシハギ、コマツナギなどの種を採取し、自治会用地で灌木の育成し、発芽したものを緑道に移植しました。今年はフジバカマの蜜を求めてアサギマダラが飛来しました。  公園での落葉が沢山ありますので、団地横の竹藪から竹を伐採してシガラ組みを順次行いました。シガラには、神戸市西建設の支援で緑道での倒壊危険木や外来種の伐採で出た枝をチップとして投入しています。  桜等のお世話で、自然循環、自然豊かで住み続けられ、住民の笑顔があふれる街づくり、子ども達の健やかな成長を願っています。」


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選考委員から受賞となった理由として、花緑部門は、一般的に花壇などの花が多いのですが、桜が丘さくら守は桜を中心としながら、様々な樹木を主として、街づくりを進めている。児童、生徒や住民参加での異世代での交流をしながら、自然循環を大事にし、野鳥、昆虫との調和などの取り組みがされていることに注目をした。今後も引き続き、活動されることを期待したいとコメントがありました。